雇用 employment 2004 7 3

 今朝(7月3日)の新聞には、
若者の雇用は、非常に厳しい状況にあると書いてありました。
「総務省の労働力調査によると、
若者(24歳以下)の5月の失業率は、9.9%で、
全労働者の失業率は、4.6%となっている。」

 なぜ、これほど、若者の雇用が厳しいか。
これは、教育政策の失敗だと思います。
 雇用を、経営者の側から見ると、どう見えるか。
「もう、10年以上も、売上高が増えていない。」
「売上高が増えていない以上、給料は増やせない。」
こういう状況では、人件費に対する負担感は強いと思います。
 だから、高度成長時代のように、若者を大量採用して、
お金と時間をかけて、研修によって、一人前にする余裕がなくなった。
それより、「即戦力がほしい」となります。
 こうなることは、かなり前から、わかっていました。
つまり、人口構造の変化は、かなり昔から指摘されていました。
にもかかわらず、教育戦略は、旧態依然のままでした。
人口構造の変化によって、必要とされる人材は変わってきます。
 「人口増加社会」
高度成長や安定成長が予想され、負け組は少なく、多くの人が勝ち組となります。
 「少子高齢化社会」
低成長が予想され、「限られたパイを奪い合う」という構造となり、
競争の激しい社会が予想されます。
運が悪ければ、「少数の勝ち組」と「多数の負け組」という構造となります。
会社経営は、「企業戦国時代」となるでしょう。
この場合、会社にとっては、「競争」に強い人が望まれるかもしれません。
 そういえば、数年前、こんなことが話題になりました。
小学校の運動会で、50メートル競走は、
みんなで、手をつないでゴールをするという「競技?」をやっていました。
「当たり前の法則 teary business 2004 7 3」
 人口が減少する。
人口が減少すれば、当然、市場の規模が減少します。
市場の規模が減少すれば、当然、企業の売上高が減少します。
企業の売上高が減少すれば、当然、給料が減少する。


















































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